インド占星術 富や家庭をあらわす第2ハウスについて


前回の
インド占星術 自分自身をあらわす
第1ハウスについて

に続いて今回は第2ハウスに
ついてになります。

ハウスの流れについては、
インド占星術・室(ハウス)について 
「グループによる分類」

でも説明しましたが、もう一度掲載して
おきますね。
(ハウスについての上の二つの記事の
リンク先のページ間違えてましたので
修正しておきました(^_^;))

「1.誕生 → 2.家庭・衣食 → 3.訓練・努力 →
4.人生の基盤を築く → 5.学習・理想 →
6.障害や病 → 7.人間関係を築く → 8.悩む
→ 9.精神性に目覚める → 10.社会的な活動
→ 11.達成 → 12.死 → 1へ戻る」

“出典:インド占星術.com
「ハウスについて」より”

これでいくと第2ハウスは、家庭と衣食
という事で、しかも富を示すとも
ありましたので、超大幸運なハウスの
ように思えます。

ですが、今度はハウスのグループ分けで
いくと、第2ハウスは
「マーラカハウス」といって、
第7ハウスとともに「死」のハウスと
いうタイプなのだと言います。

なんじゃそらー(^_^;)

なんで富や家庭が死のハウスなんだー
(^_^;)。
確かに生命として生まれ出るのは
まず家族からという意味でいえば、
死は、その血筋に回帰するという
事なのかも知れませんが、なんだか
よくわかりません。

それと富や衣食というのは生きる
ために必要なものですが、それは
生命がカルマを体現するためのもの
だから凶という事なのでしょうか?

全く意味はわかりませんが、凶意は
なんと第7ハウスより第2ハウスの
方が強いという事です。

要するに出生チャートのラーシ
チャートでの基本的な第2ハウスは
富や家庭を示すので、良い象意に
なるようですが、ダシャー期など、
人生での時期に巡り合ったり絡んだり
すると、病気や死期に関わるという
事だそうです。

一応その解説をもう一度引用して
おきますね。

マーラカハウス
 
死・病気に関わるハウスです。第2室、
第7室が相当します。7室は、生命を表す
8室から12室目(損失)、2室は生命を表す
8室からさらに本質の8番目の室(=3室)
から、12室目(損失)で、それぞれ、
死を表すとされます。このハウスが絡む
ダシャー期に病気の時期、死期等が表示
されます。

凶意の強さは、2室>7室になります。』

“出典:インド占星術.com
「ハウスについて」より”

ダシャーについては、またしっかり
記事にしていきたいと思っております。

さてその第2ハウスの解説をこれまた引用
させていただきますね。

『』内が引用です。


2室 (アルタ・ハウス/富の室)

身体を維持していくためには、食べ物、
衣服、お金(収入)が必要です。生活の
基盤となる「富」の室です。最初は両親
から与えられますが、後に自分自身で
調達しなければなりません。ですから、
第2室には、家庭という意味もあります。
その他、言葉やスピーチもこのハウスの
象意です。このハウスに火星が在住
すると悪口をつきやすく
(声もでかくなる)、土星が在住すると
嘘をつきやすくなる反面、木星が在住
すると良い言葉を話す傾向があると
されています。また金星が入ると
美声だったり、歌がうまくなったり
します。
同様に、口の象意から、食べることも
示します。以下のような感じになります。
 
・火星→大食家、または辛いものが好き
 ・土星・ケートゥ→小食   
 ・ラーフ→酒飲み   
 ・金星→美食家   

また、2室は顔を示すので、吉星が入ったり
アスペクトがあると容姿が良くなりやすく、
逆に凶星は悪くなり安い傾向にあります。
また、体の部位では「目」という象意も
あり、目の病気は2室で見ます。
また、生命の本質を示す8室から8室目が
3室になり、その一個手前はその象意
(生命)を失う意図して死(マーラカ)の
ハウスとも言われています。この星の
時期には、健康問題や死に関することが
おきやすいとされます。
マラカの強さとしては
  
2室支配星>7室支配星>2室在住の星
>7室在住の星
の順番になります。

2室の意味(ウッタラカーラムリタより)

演説。富。宗教的伝統の信心。他人への
助力。
爪。食べ物。真実と嘘偽。舌。目。衣服。
ダイヤモンド。銅。宝石。 真珠。熱意。
人為的な調合。家族。貿易と商業。寛容。
収入を得るための産業。お金。援助。
友人。栄光。欲深さ。 雄弁。学習。
金。銀。とうもろこし。謙遜。鼻。
精神の安定。個人の付き添い。
行き来。快活。』

“出典:インド占星術.com
「ハウスについて」より”

なるほど出生図のラーシチャートでは
第2ハウスは身体つまり生命を維持
するためのものを示しているという
事で、逆に時期として関わる時には
死を司るという事のようです。

生命を維持するためのものとして、
衣食や富、そして家庭があるという
事です。

そしてまたスピーチや口も表すと
いう事です。
西洋占星術では、第2ハウスは
牡牛座が担当していて、スピーチ
という象意がありませんが、
第3ハウスが双子座の担当なので
まさに、コミュニケーションを
表しています。

これはインド占星術が、天体の本来
の配置に従って、修正できている
事で、西洋占星術での天体の
配置より、23~24度ほど前に
ズレた配置となっているという事
に関係しています。
つまりその事を考えれば、西洋占星術
の双子座のコミュニケーションつまり
スピーチが、インド占星術での
第2ハウスに象意としてあらわれて
いるのが自然という事になるのです。

(ただサビアンシンボルの場合は、
エリス女史が、西洋占星術のサインと
度数でチャネリングしているので、
意味はそちらに合っているので
このままで良いとは思いますが)

さてなんとなく第2ハウスの象意に
ついては理解できた感じなので、
私の出生図つまりラーシチャートを
観てみましょう。

私の第2ハウスに在住している
惑星はないようですね。どうりで
金運が特に良くもないというのは
ここから来るのかも知れません。
ただスピーチという事でいえば、
ほっといても永遠に会話してしまう
ような私の性質は、第2ハウスに
在住する惑星がないので、なにか
が関係しているのでしょう。

そうそう支配星も観るのでしたね。

第2ハウスは山羊座に当たっている
ので支配星は土星です。
この支配星も象意が強調される
という事ですから、土星の凶意が
さらに強調されてしまうという
事で、とても良くない象意のよう
です。
やはり金運に対しては、かなり逆境に
あるようです。

しかし土星が在住しているのが、
ケンドラハウスなので、少しは救い
があるという事でしょうか。

みなさんもラーシチャートで、解析
してみてくださいねー(*´ω`*)

では次回は第3ハウスについてに
なります。

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投稿者:

あんみん댊

滋賀県在住で、 神秘についてや、精神世界について 長年研究を続けています。 携帯アプリなどでサビアン鑑定も 行っております。 神秘的なことなど一緒に探求したい という方、集まってくださいねー。 あとスポーツライターも目指して いることもあり、口数は人の 100倍はあろうかという自己評価 ですが、かなりまわりから、 「盛りすぎ!!」と批判されております。

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